「ひと・もの・こと」をつなげるデザイン事務所

ものづくりにおける、物の形や使いやすさ、製品や機能性をエンドユーザーにとどけるプロダクトデザインを行っている工業デザイン事務所。

こちらの工業デザイン事務所は、ただデザインをしているだけの企業ではないんです。「普通のデザイン事務所がしないようなこと」をしているこの会社さんに、お話を伺ってきました!

こんにちは。マナブデザイン株式会社(http://mnbd.co.jp)です。

デザインには洋服などのアパレルデザインやwebデザイン、グラフィクデザインなど様々な種類がありますが、マナブデザインは工業製品のデザインを主体に、ブランディングやグラフィックデザイン、製品開発のマネジメントなど幅広くクリエイティブ業務を行なっています。また、ものづくりに携わる「ひと・もの・こと」をつなぐ、新しいデザイン事務所を目指して邁進中です。

「ひと・もの・こと」をつなげるとはどんなことですか?

近年全国各地で産学連携や医工連携などが活発になり、また3DプリントやVR/AR/MRのほかIoT機器など先進技術の進化・深化が進み、次々新しい価値を持った製品やサービスが生み出されています。

これはインターネットを通じて時間や場所、国籍を超え、人や情報の交流や共有がものすごいスピードで進み、つながることが難しかったひと・企業が連携をすることで実現しています。

マナブデザインも自分たちが接して来た「ひと・もの・こと」のハブとなりつながりをプロデュースすることで、さまざまな場面で新しい価値を生み出したいと考えています。

どんな目的で「ひと・もの・こと」をつなげたのでしょう?

「アパレル業界に新しい風を吹かせてほしい」

アパレル業界紙 繊研新聞社が主催で、年に2回渋谷のHikarieで「PLUG IN」というアパレル業界の展示会が行われています。

現在、服飾・アパレル業界全体が閉塞感を漂わせており、『PLUIG IN』を通じて業界を盛り上げることはできないか、と相談をいただきました。

そこでマナブデザインが「ひと・もの・こと」のハブとなり、先端技術や異業種参入によりアパレル業界に新しい風をもたらし、さまざまな化学反応を起こすための企画として、Link to Creative (http://l2c.tokyo/)という展示をプロデュースしました。

質問;どのようにして「つながり」を実現したのでしょう?

それぞれの企業が持つ技術を掛け合わせ「新しい商品の種」を生み出すことを一つの出展課題とし、各種製造業・陶芸・伝統工芸・ミュージアム・cafe・情報産業・3Dプリンタメーカまで、全国津々浦々、遠いところではアフリカからご縁をいただき、全20社の企業様に出展していただきました。

また展示実現にあたり大手企業や製造メーカに企画を持ち込み、スポンサーとして展示製品や専門的な技術を提供いただくことができました。

代表 高橋は半年に渡り各社に足を運び、それぞれの技術や特徴を最大限生かすための掛け合わせを考え、商品コンセプトを立て実際にデザインを行いました。

厳しい日程の中出展社様の協力もあり、さまざまな商品のコンセプトモデルを生み出すことが叶いました。

「会う」「話す」「共有する」を繰り返し日々コミュニケーションを重ねることで、深い信頼が生まれました。

その後どんな化学反応がありましたか?

展示会に来場される方とのつながりはもちろんのこと、スポンサーも交え出展社同士で新たなつながりが生まれ、新しいビジネスチャンスを生み出すことができました。

出展者同士が会場で初めて顔を合わせることも珍しくなく、より深いコミュニケーションを生み出すために、会期内に交流会を開催しそれぞれがさらに深いつながりを持てたと実感しています。

Link to Creativeがきっかけで

「新たな商品開発が始まった」

「新たな開発・相談を進めている」

「実際にコラボを重ね世に商品を発信した」

などアパレル業界だけではなく、様々な業界で化学反応が起きモノゴトが動き出しています。

他にどのような「つながり」を生み出していますか?

東京都臨床工学技士会さまとのご縁で、経済産業省で行われた「経済産業省こどもデー」や日本未来科学館では「いのちのエンジニア体験スクール」にて、こども向けに「バングルづくりワークショップ」を開催し、協賛企業として参画しました。バングルづくりの企画と3Dプリンターで作るバッジはマナブデザインで、そしてバングル材はものづくり企業さんに用意してもらい、その他にもVRを活用したICUやオペ室の疑似体験を催しました。子供はもとより、医療従事者からの評判が高く、臨床工学技士と来場されるお子さん、ご両親に新しいコミュニケーションを生み出せたと思います。

また千葉県鎌ケ谷市を中心に活動するスマイルかまがやにも参画し、千葉県内の高校で学生に起業体験プログラムを提供、一部デザインに対する講義を持たせていただいています。

地場の人や企業とのつながり、たくさんの経験から、高校生にたくさんの可能性を知ってほしいと考えています。

そのほかにも、幅広い展開を見せつつある「町工場体験 えんにち!」への出展や「ものづくりコミュニティ 合同会社メイカーズリンク」での展示会の企画から取りまとめなど「ひと・もの・こと」がつながる場面を生み出しています。

また代表 高橋が秋田大学 大学院や日本工業大学で講義や演習を行うことで、地元の学生と企業、地場と関東の産業のつながりを生み出すきっかけを作っていきたいです。

ありがとうございました!