町工場体験アクティビティ
まずは楽しそう!面白そう!から。町工場の現場で技術体験をしながらおうちで使える雑貨を作れる体験会開催中。
町工場技能スクール
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レンタルプチ工場「創るラボ」
卓上ミニ旋盤やサンドブラストなどのマシンを時間利用できるプチ工場。工場への製造依頼も可能です。
東大阪の菱形金網メーカーである共和鋼業さん。もう何度も訪問させていただいている筆者ですが、今回は素朴な疑問をぶつけてみました。ずばり「金網製造工程での職人さんの一番の腕の見せ所ってどこなんやろう?」という疑問。
共和鋼業さんの現場には菱形金網の製造機が6台あります。何度も現場を見せていただいていますが、そういえばこの動画のように自動運転で金網がどんどん編まれていく様子しかまだ見たことがありません…。つい夢中になって機械を眺めてしまうのですが、現場にいらっしゃる職人さんたちがどんな作業をされているのでしょう?今回は金網製造機の動きとともに職人さんがどんなことをされているのかも合わせてご紹介します。
自動運転に入る前に実はこんなことをしています
代表 森永さん
「いつも見てもらっているのは自動運転に切り替わってからの様子ですが、もちろんご依頼内容によって寸法も素材も網目の大きさも異なりますから自動運転の前には人の手で数値の入力や調整作業を行っています。『一番の腕の見せ所はどこ?』という質問にお答えするならば、まさにこの調整作業の段階ですね。」
「いつも二本の線が次々と編まれていく様子を見ていると思いますが、今日注目してほしいのはここ。(画像参照)ここで職人が同じピッチで金網に歪みが生じないよう手作業で調整をします。寸法や網目の大きさなどは数値入力をするだけですが、それだけで機械が勝手に製網してくれるわけであはありません。例えば硬い材料の網の場合には速度をゆっくりにして製造しないとうまくいかなかったり、寸法が大きな場合にはゆがみが出やすいので調整が難しかったり…。このあたりの調整は感覚によって身につくところも多いため、熟練の職人の方が作業が速かったりもします。また、実は職人によってもこのパターンの調整が得意ってのが違っていて、よく現場で教え合いをしているようです。時間で考えれば自動で動いている時の方が長いので、なかなか調整しているシーンに出会えなかったかもしれませんね。」
確かにそうですね…。自動運転の様子ばかり見ていたので、歪みなく、全て同じピッチで編まれていくことが当たり前のように見えていました…!
寸法、網目の大きさ、素材…あらゆるパターンの金網の製造ができるのも職人さんがいるからこそ
「共和鋼業では網目の種類や素材などのバリエーションが豊富で、あらゆる用途での金網の製造に対応しています。写真にあるように、人が登れるくらいの網目の大きさで線の太いものから、途中で線の色を変えて完成時にボーダー柄になるような金網も。あらゆるバリエーションを合計6台の金網製造機で実現できるのも現場の職人たちのおかげです。たとえば途中で線の色を変える場合、普段ならそのまま自動運転で仕上がるところを、何度も線を取り換えて調整をし直して動かす必要があります。できるできないは設備の有無によるところももちろんありますが、このようにあらゆるパターンに対応して機械を動かしてくれる職人たちがいるからこそなんです。今後はぜひそんな職人たちの仕事ぶりにも注目してみてくださいね。」
ー共和鋼業さん、今回もありがとうございました!
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