既存の金型を改良し植物由来の「PLA100%」での生分解性樹脂射出成形に成功!

今月も赤坂金型彫刻所へお邪魔してまいりました。
昨晩台湾から帰国されたという赤坂さん。おかえりなさい!

YAOYA PROJECTで行かれた台湾のお土産として、こんなものを見せていただきました。
竹でできた歯ブラシとタピオカ用のストローです。「プラスチックゴミ問題」については全世界でも話題になっていますが、
台湾でもこの先3年~5年でプラスチック規制がかなり厳しくなるそう。現在使われているプラスチック製品が、環境を害しにくい素材に変えられ始めています。


赤坂さんも以前から生分解性樹脂での成形にトライされていますよね。

 

赤坂さん
「世界でも、一番優れた焼却炉が一番多く集まっていると言っても過言ではない日本では、ゴミの問題に悩むことが他国に比べると少ない。それゆえに取り組みが遅れている気がします。という私もこの1年海外へ行く機会が多くそこで初めて知ったことが多いのですが…。
ヨーロッパの「閉じられた海」がプラスチックだらけになり『プラスチックスープ』なんて揶揄されていたり、南の島に押し付けられたペットボトルやレジ袋、その中で仕事をしている現地の方々、プラスチックゴミに身体を拘束されてしまっている動物たち…そんな地球の現状を見ているとこの先の世代はどうなってしまうんやろうなと思って。射出成形の金型に携わっている者として、この問題に本気で取り組んでみようと走り回りました!」

そして見せてくださったのがこちらです。

 

『このものさしはサトウキビ由来の生分解性プラスチック100%で作られています』の文字。生分解性樹脂が日本で大きく取り上げられたのは愛・地球博の時だそう。会場では食事用のトレイやカップなどに生分解性樹脂での成形品が使われました。しかし、高価、もろい、成形が難しい、という課題もあり「あまりうまくいかなかった」という苦い経験となっている方も少なくはないそうです。


赤坂さん


「僕はそういう背景を実はあまり知らなかったんです。だからこそ怖いもの知らずだったのかもしれませんが、
純粋に生分解性樹脂での成形にトライしたいという一心で金型屋さんや成形屋さんに訊ねました。
そして親身に話を聞き一緒にトライしてくれる成形屋さんに出会うことができ、今回形になったんです。
このものさしでも使っているPLAは、『100%植物由来』で、石油由来の原料は使っていません。
つまり、分解しても、焼却しても、せっかく地底深くにに閉じ込められていたはずの化石資源のCo2を、
理論上大気中にわざわざ放出してしまうことがありません。それに透明が美しく、見た目もイメージもクリーン。
私にでも技術や情報、PLAを供給、などをしてくださっている皆さまや、ドイツK2019での『循環社会』視察など、
これまでのそれら学びを反芻しながら、今回の『PLA100%』での成形に取り組みました。」

既存の金型を作り変えてテスト、改良してテスト…これを繰り返し実現に至った今回の事例は、アルピニストの野口さんが講演をされた堺市の『SDGs×環境シンポジウム』でもノベルティとして採用されました。その会場では野口さんはもちろん、参加されていた小学生や高校生、その先生方にも受け入れられ、少しづつですが生分解性プラスチックも知られるようになってきたと実感されたそうです。次の課題は耐熱性を上げること。現在は50~60度程度の耐熱性しか無いところを120度まで上げていきます。


赤坂さん
「方法はあるんです。あとはやるかやらないか。たくさんの方々が私たちの面倒を見てくださっている間に成功させたいですね」


気になる…!笑 赤坂さんのことなので、来月にはまた先へ先へ駒を進めていることでしょう。
来月進捗をお聞きできることを楽しみにしています。

ちなみにこのものさしに続き、生分解性樹脂でできた文具がシリーズ化するかも…?(まだアイデア段階です。)

環境啓蒙活動のノベルティなどにもいかがでしょうか。

赤坂さん、今月もありがとうございました!

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